ほのぼのZさん

車に関すること、旅行へ行った記録など、まったり書いていきたいと思います!

 

高音マフラーを目指して 完結~大好きな高音と共に~

※今回の記事は今までの「高音マフラーを目指して」のまとめの記事となります。

ご了承ください。走行動画は下にあります!

 

やっと排気系について、いわゆる「いじりたおす」ことが終わりました(笑)

 


かれこれ長いこと排気音にこだわってきましたが、やっと完結….といっていいほどになったかなと思っています。ピアノを弾いているせいもあって、音に対して「こうあるべきだ!!」という気持ちが強く、試行錯誤しながら考えていました。

 


目標とする音はやはりFerrari360モデナの淀みのない高音。もちろん挑戦をしている方のみんからなど、見てきましたが、結局「V6であの音は無理」「エンジンの構造、配置から根本的に違うから無理」という意見で収束していました。

 


もちろん「あの音をそのまま再現」は無理です。ここにきてマフラーの構造、または音の周波数によるHzの変化、気柱、など物理にもかじる程度で手を出しました。今になってマフラーを作るメーカーさんの苦労が少し理解できた気がします。

 

 

 

 

 


理論では無理ですので、後はピアノで培ってきた耳で勝負するしかないと(笑)
まずFerrari360モデナの音の特徴として、

  1. 低回転域から轟く様な低音を発していること。(ご近所に気を遣うくらいの音量)
  2. 低回転域から上していった時に低音の中に高音が混じりながら、上昇していくこと。
  3. 低音だけ、高音だけ、ということではなく、双方が同時に奏でられること。
  4. アクセルを開けた時、加速時にほぼ音割れせずに3500回転~から低音から高音に音の質が変化すること。
  5. 高音は金属音(カァァァン)ではなく、濡れたベールを被せた様な(クォォォン→ファァァァァン)という高音であること。

 

文字で表すと限界がありますが、自分の耳にインプットされているので、それに見合うように調整を施してきました。
V6 FRのZに関しては、どうしても笛の原理(各パイプのφを絞る)ことでしか4.に表記した高音を出すことは難しいと考えた、殆どZの高音を謳っているマフラーは僕には金属音に聞こえましたので不可です。

 


そこでやはり群を抜いて音質が好みなのが、サクラムサイレンサーキットです。かなり高価なものではありますが、HKSのSSMと比較すると、より4.の音に近かったのです。
ただ、もちろんマフラー作成時に加速騒音の法規定があるので、やはり音質はよくても「それなり」で終わってしまいます。


要は「物足りない感」がぬぐえないのです。1.のような低音、Ferrariほどではないが、多少迫力が欲しい、音量確保の為に換えたのが触媒で、サクラムさんは推奨していませんでしたが、スポーツ触媒にしました。過去記事は↓

 

www.honobonoz3.com

 


これで低回転域の音量は、車内からでも確認できるほどになりました。(周りの方ごめんなさい。)
しかし、一長一短、今度はアクセルを開けたときにV6特有のルルル音(排気干渉)がより目立つようになりました。これでは条件3.に反します。なのでエキマニを完全等長にし、これを解消。過去記事は↓

 

www.honobonoz3.com

 

 


そしてフロントパイプ(Yパイプ)については、これも極力φを絞ったものを取り付け、メーカーさんから出ている物なので、糞詰まりにならない程度のものであると勝手に判断(笑) 過去記事は↓

 

www.honobonoz3.com

 

 


ここで一旦終了かと思いました。しかし何か物足りない、、自分が求めているものを再確認すると、やはり条件1.2.のクオリティが低い!! 3000回転から(あ、忘れてました!? )って感じで鳴きだす。
一般的な言い方をすると、「踏み込めばいい音がする」、勿論、公共的なことを考えるとこの条件が一番理想とされて当然です。


しかし、これでは私は満足できませんでした。もっと低回転域から歌いだし、全体的に整った音で上昇していく、この要素を考え、レイアウト的にどうすればいいかなど、オイル交換の時など、下に潜った時に考えていました。

 

 

 

 

 

 

 

そうしてたどり着いたのが、中間パイプのワンオフ加工です。サクラムは中間とリアがセットになって販売されています。中間のタイコがおそらく音の制御(調律)に加担していると考えました。また料金から考えても、リアピースの部分、サクラムのあの芸術的な曲げ加工をワンオフでやってもらうとなるといくらかかることやら….

 


なので中間パイプが手を出しやすかったわけです。
リアにあるタイコ(2つ)はオーバル式=多段膨張式、中間にあるのは砲弾型のサイレンサー、つまりどっちも低音、高音を消音します。中間パイプの砲弾型サイレンサーの中にも当然グラスウールが巻かれていると推測。

 


その大きさ、全体で130φ、60φ弱がパイプの径だとすると、あれこれ計算して84.78πがグラスウールの面積。それに長さが30cmときた。これで3000回転までの高音が消されているのに一役買っていると推測。

 


ここで高音を出すためにパイプの大きさを60φ→50φに変更して作成を依頼しました。
では取りあえず行くとこまでいってみようということで、この中間をそのφでストレートにしてもらいました。(お支払いは勿論分割で魔法のカードです♪)

 


第一作目、中間ストレート、はっきり言って最悪でした。もちろん、消音だけでなく排圧にも関与しているサイレンサーをストレートにしたことで、トルクは文字通りスッカスカ、加速しようとアクセル踏み込んだものなら、バリバリ割れるような音。アクセル開度30%くらいなら、正直言ってなんちゃってFerrariです。ただ、ただでさえ加速しないのに、アクセルも踏めないとなると、ただの音だけでかくて鈍い迷惑車です。

 


触媒ストレートならば理解できたが、中間をこのように加工してもここまで体感できるものなのかとびっくりしました。

 


そうしてお店に再度連絡して、相談。結果砲弾型サイレンサーをサクラムよりも小さくすることによって解消する案が出ました。φは測り忘れましたが、大きさは25cmほど、
これを作って貰い、昨日納車されたのですが、これが大正解でした。Ferrariの音かと聞かれれば、どっちかというとポルシェのカレラSの音に近くなりました(笑)

 


というのも現在、まだ作ったばかりなので、グラスウールがお仕事なさってますが、音の方向性は間違いなく好みになりました!しばらく乗って、グラスウールが劣化してきた時、楽しみです♪



丸2年くらいかけて作ってきた排気系。貯金もありませんが、人生楽しいです。

 

それから数か月後…

 

某オークションにてなんとz33用サクラム触媒を発見!!ホームページを見ても、製品として販売された履歴はなかったはず…

これはレアものだと判断→ぽちっと購入(笑)

f:id:hz33kun:20200111102645j:plain

気になるφの大きさはIN側50φ、HKSよりも絞られていました!!最高w

 

装着して走行してみたところ、音はジェントルになりました。

これがいいかと言われれば、「ありだな」という回答になります^^;

賑やかさは抑えられますが、その分音が整った綺麗な音になります。

 

こうして排気音は満足のいくものとなりました!!

 

もともと目指していた、フェラーリ360モデナの音と比べて聴いてみてください!

市街地走行です。

 


フェラーリ 360モデナに乗せてもらいました!すげぇ感激!買うかも!!:U-tomtom's Review

 


高音マフラー saclam 改

 

ここまで「高音マフラーを目指して…」を読んで下さった方、本当にありがとうございました!! 自己満のブログになってしまいましたが、何か少しでも役に立つ情報がお届けできていたら幸いです!

またこれからもよろしくお願いいたします!

 

~FIN~

 

 

 

 

 

 

 

↓ブログ村 クリックして応援して下さると嬉しいです!↓

にほんブログ村 車ブログへ
にほんブログ村